ドコモプリペイド携帯のメリット
ドコモプリペイド携帯は、あらかじめプリペイドカードを購入し、その料金で携帯を使用するプリペイド携帯のことを言うのですが、料金先払い形式の携帯として当初は話題を呼びました。
ドコモプリペイド携帯は、先払いであるため、購入したカードの代金分しか使用できないことから使いすぎを抑えることができるというメリットがあります。
あるいは月々の基本使用料がかからないなどの特典があることでも知られています。ドコモプリペイド携帯は通話料金そのものはやや割高ですが、そもそも通話料金があまりかからない人や、子どもに与えている親、あるいはビジネス上で使用する人、短期滞在の外国人などの間で、とても重宝されています。
初期手数料と通話料金
ドコモプリペイド携帯は、本体料金に初期手数料が1500円かかります。これだけであとは、プリペイドカードの代金のみ、かからないものでした。これはドコモプリペイド携帯の中でも「ぷりコール」という名称で、カードは1000円と3000円のものがありました。
ドコモプリペイド携帯の通話料金は相手が一般の電話の場合10円で6〜10秒で、携帯電話の場合4秒〜10秒程度でした。そのため、ドコモプリペイド携帯は、さまざまなサービスを展開し、契約者も年々拡大していました。
ドコモプリペイド携帯の匿名性の問題点
プリペイド携帯の問題点
しかし、ドコモプリペイド携帯は新しい携帯電話の形として注目を浴びたプリペイド携帯ですが、その後問題が指摘されようになりました。それはドコモプリペイド携帯における匿名性です。
ドコモプリペイド携帯は、料金が先払いであるため、契約の際の本人確認が甘く、匿名性が高くなってしまうという問題がありました。サービス開始当初は身元確認がまったく不要でした。
そのため、ドコモプリペイド携帯で振り込め詐欺をはじめ、密輸、誘拐など、さまざまな犯罪行為に利用されることが増え、ドコモプリペイド携帯の存在が社会的な問題になったのです。
その後、ドコモプリペイド携帯以外にも各社とも本人確認を徹底するようになったのですが、それでも契約後の本人確認ができないという問題は解消できませんでした。そして、問題の解決にはいたりませんでした。
また、本人確認の徹底の影響か、それに伴いドコモプリペイド携帯の契約者数が激減しました。そのため、ドコモプリペイド携帯は2005年3月31日をもって新規申し込みを終了しました。
プリペイド携帯の終了
ドコモプリペイド携帯の終了は、プリペイド携帯に重大な問題提起をしたのではないでしょうか。ドコモプリペイド携帯では、問題点をいかに克服し、利用者に使いやすくするかがプリペイド携帯の今後の課題といえます。ドコモプリペイド携帯の終了はそれがいかに難しいかの証明なのでしょう。
ドコモプリペイドに続いて日本で最初にプリペイド携帯を導入したツーカーも、結局は終了しました。ドコモプリペイド携帯が終了しても、新たにソフトバンクが参入し、プリペイド形態の先行きは、現在不透明な状況になっています。
今後新たにプリペイド携帯を契約することを考えている方は、このような状態をよく考えて会社を選ぶようにしたほうがいいでしょう。
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